合成界面活性剤のほとんどは、この石油から抽出された成分でできた界面活性剤です。
この石油系界面活性剤は、一般に出回っているほとんどの製品に使われています。
お風呂場洗剤、台所洗剤、せっけん、ハンドソープ、ボディソープなどの洗浄成分として石油系界面活性剤が使われているのは結構有名な話ですよね。
石油系界面活性剤は洗浄効果が優れているので、こういった製品には欠かせないものなのです。
それから、化粧水、乳液、保湿クリームなどの乳化剤としても、この石油系界面活性剤が使われています。
石油系界面活性剤を乳化剤として使えば、安定した品質の化粧品を作ることができるそうです。
それから、リンスや消毒液にも石油系界面活性剤が使用されています。
これには私もすごく驚いたのですが、界面活性剤には陰イオンと陽イオンという性質があった、それぞれ相反する性質を示すのだそうです。
このように用途が幅広い石油系界面活性剤ですが、その安全性については近年怪しくなってきているようです。